2012年9月29日土曜日

高桐院♪


大徳寺の塔頭、高桐院



歩くだけで心が落ち着く参道


飛び石本位で深山幽谷の趣をもつ西庭


そして手水鉢


竹、楓、苔そして石灯籠が一つだけあるシンプルな南庭


豊臣秀吉と千利休、そしてガラシャ・・・

今日も素敵な歴史の1シーンに出会えました。



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2012年9月25日火曜日

物流を支えた車石♪


江戸時代、大津から京へ荷物を運ぶ時には2つの難所を超えなければなりませんでした。

それは「逢坂山」と「九条山」  

ただでさえ大変な峠越え。雨でも降ろうものなら物資を運ぶ馬車や牛車が

泥道で立ち往生することもしばしば・・・


そこで道路に敷設されたのが車石。その長さ、大津から三条までのなんと12km

石に車輪を通す溝を掘っているのが、現在のレールの逆の発想で面白い。

ちなみに、車石は1車線だったので、午前は京都方面行き、

午後は大津方面行きの一方通行だったそう。 面白い。

現在も旧東海道沿いの所々に車石が残っていますので一度見つけてやってくださいね。

2012年9月22日土曜日

八坂の塔♪




正式名称は法観寺。

高さ46mの塔の内部は2層目まで登ることができるらしい。
と言うのも、今まで一度も登れたことがない。

なぜなら不定休の反対、いつ営業するか分かりませんという状態だから。
(不定営業というのがぴったりかもw)

僕が訪れるときはいつも休み・・・

一度でいいから2層目からの景色を見てみたいな。


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2012年9月20日木曜日

日露戦争開戦の歴史舞台、無鄰菴♪


日露戦争の開戦前、山県有朋、伊藤博文、桂太郎、小村寿太郎の4人が集まり
日本の外交方針を決めたのがここ、無鄰菴。


琵琶湖疏水から水を引き、東山を借景とした池泉廻遊式庭園は、
明治を代表する庭園(七代目小川治兵衛作)として知られています。


こんな素敵な庭を我が家の庭のように楽しめたら・・・そんな方に朗報!


なんとこの母屋の2階が半日3,000円~3,500円で借りることができます!


この秋、無鄰菴で優雅にもみじ鑑賞してみてはいかがですか?



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2012年9月19日水曜日

仙洞御所♪



京都御苑の中にある仙洞御所

どこまでも続いていそうな築地塀が、その規模の大きさを感じさせる。


御車寄

現在も天皇皇后陛下や外国元首等が入洛された際には使用されている。

過去にはダイアナ妃もここから入り、御常御殿に滞在されたそう。


御庭口門をくぐると目の前に北池が広がります。


見渡したところ、もみじが多かったので、秋には間違いなく絶景でしょう。


 そして、今回一番見たかったのがこの州浜。


集めれた石の数はなんと11万個以上!

その石を集めるために、石1個と米一升を交換して集めたそう。


秋の紅葉が楽しめる今年の秋はすでに予約でいっぱいとのこと・・・

無念。。。

2012年9月18日火曜日

2012年9月15日土曜日

修学院離宮の宮廷美♪


後水尾上皇によって作られた修学院離宮。

京都の山々全てを借景にしているかのよう・・・

とにかく敷地面積が広い!

下・中・上の3つからなる離宮の広さ、合わせると何と54万5千平方メートル!


上離宮の浴龍池は龍が泳げるほど広いという意味が込められているそう。


桂離宮の桂棚、醍醐三法院の醍醐棚と共に

天下の三大名棚の一つとして有名な霞棚


網が破れている部分から夜な夜な泳ぎに出て行ったといわれる

鯉と鮒が描かれている杉戸や


江戸時代の祇園祭の山鉾が描かれた杉戸に

日本の宮廷美の魅力がぎゅっとつまった修学院離宮。

できることならタイムスリップしてこの目で見てみたい!


★ お知らせ ★

京都の魅力を1分間の動画にぎゅぎゅっとつめて

世界に紹介するプロジェクト1 minute Kyoto」が始動しました♪

1minute Kyoto

これからも京都の魅力を発信していきます。

2012年9月14日金曜日

正しい心身の清め方@手水舎♪


最近ちょっと気になったことがあります。

それは、お参りの際、柄杓に直接口をつける人が多いこと多いこと。

しかも、ほとんどが大人たち・・・


そこで、正しい心身の清め方を調べてみました。  

①柄杓を右手に持ち、左手を清めます。    

②柄杓を左手に持ち替えて、右手を清めます。

③清められた右手に柄杓を持ち替えて、    

        左の手のひらに水をそそぎ、その水を口をすすぎます。

④最後にもう一度左手を清めます。       

決して難しくはないので、次のお参りの際には実践してみませんか?

2012年9月13日木曜日

女性の味方、市比賣神社♪


市比賣神社の御祭神はすべて女神様。そのため、女性の守り神として知られています。


手水舎を覗くと中に葉っぱが!初めてみる光景。でも、水が一層清らかに感じました。


「やっぱり女神様が祀られているんだな~」

2012年9月12日水曜日

新選組発祥の地、八木邸♪


幕末、京の治安維持のために活躍した新選組。その発祥の地、八木邸。

第14代将軍、家茂が上洛するにあたり警護をするため、浪士たちが集められました。

その中にいた芹沢鴨や近藤勇など13名が宿舎としていたのがこの八木邸。

ガイドさんによるしっかりとした解説と抹茶が付いて見学料1,000円

当時の時代背景だけでなく、松平容保と新選組、新選組と譲位派の関係なども

分かりやすく&面白く説明していただけたので個人的には大満足でした。


今も、新選組隊士のお墓が残っている壬生寺。

この境内で、新選組隊士は稽古に励んでいたそう。

訪れた日も、新選組のファンがたくさんいらっしゃいました。


新選組隊士がよく遊んでいた島原

わが国最初の公認の花街として知られています。


旧揚屋の角屋(今でいうと料亭)


こちらは置屋の輪違屋

なんとこちらは現在も営業中です。創業は1688年なので実に320年以上!

少し歩けば歴史の1シーンに出会うまち、京都。

京都観光生活を始めて5年目。まだまだ知らないことだらけ。おもしろい!

2012年9月10日月曜日

念願の桂離宮♪(写真たっぷり特別編)


皇族か国賓がこられたときにしか開かない桂離宮の表門

檜丸太を門柱とし、磨き竹を縦に隙間なく並べられています。

当然のことながら、一般人の僕はくぐることができず、黒御門から入らせてもらいました。


智忠親王が後水尾上皇をお迎えするにあたり作られた御幸門


御幸門は、「あべまき」という柔らかい木を皮付きのまま使われています。


御幸門をくぐると、小石が敷き詰められた「霰こぼし」の御幸道が御殿まで続きます。


外腰掛。この先にある茶室、松琴亭の待合所として使われていたそう。



黒く扁平な石を敷き並べた州浜の先に石灯篭

この石灯篭を灯台に見立てて海の景色としています。


天橋立に見立てられた中島と石橋のつながり。海の広がりを感じませんか?


桂離宮には池の周りに「春」「夏」「秋」「冬」用の茶室が点在しています。

その季節を快適に過ごすための建物の工夫が素晴らしい。


その一つ、桂離宮で最も格式が高い茶室、松琴亭


シンプルな概観からは想像ができないほどの斬新な市松模様


でも今回一番気に入ったのはこの苔橋


なんとも言えないいい雰囲気が出てると思いませんか?

今まで色んな橋を見てきましたけど、色といい、形といいこの橋が一番魅力的!


季節は確実に秋に向かっています。紅葉の桂離宮、、、おそらく最高でしょう!



月見台

月を鑑賞するために、古書院の広縁から池に突き出すように作られています。

目の前の池越しにお月様が登っていくさまは、どれほど美しかったことでしょう。


月を観るためだけに作られた茶室、月波楼

右手の窓からは池越しの月を楽しみ、左手の窓からは紅葉山が楽しめます。


以前からずっと訪れてみたいと思っていた念願の桂離宮

たくみな遠近法や飛び石の配置場所など、

庭師の工夫や見立てが随所にあり、感動させられっぱなし。

昔の人は、本当に月を愛し、粋な時間の過ごし方を知っていたんだなぁ。と

心のそこから羨ましく感じられる素敵な1時間でした。